2019年5月22日 11:00
肌の不調改善は食事から!皮膚科医がすすめる「肉食美肌」
「そのぶん、光老化が進んでいることになります。紫外線の害はある程度、体内の鉄分が防いでくれますが、やはりこれも食事から摂取できていない人が非常に多い。そればかりか、20~30年分の月経による鉄分の流出があるため、どんどん紫外線に負けやすくなっています。さらに、鉄分がないとコラーゲンをつくることができないため、ますますシワやたるみがひどくなって――まさに悪循環といえます」
では具体的に、どんな食生活をめざせばよいのか。
「ズバリ、美肌に必要なタンパク質や鉄分を含んだ『牛肉の赤身!』と言いたいところですが……日ごろ食べ慣れていない人は、体内で消化液がつくれないことも考えられます。いきなりステーキを食べるには、胃もたれなどの不調を招きがちなので、あまりおすすめできません。量も本来、食べられるならいくらでも食べていいのですが、最初は100グラムを超えないように、1回50~80グラムくらいから始めてみるのがいいでしょう。それも難しいときは、ひと口でもふた口でもかまいません。
おいしいと思える程度にとどめましょう」
肉の摂取量が自分の消化能力を超えてしまうと、未消化のタンパク質が発酵してガスを発生させたり、悪玉菌のエサになったり。