2019年5月29日 16:00
“立って動く”が病気リスク遠ざける…あなたの“座り時間”は?
(岡教授・以下同)
長時間の座位姿勢と大腸がんなどの病気との関連性を示す報告は数多くされているが、そのメカニズムまではまだ十分に解明されていないという。
「座りすぎは、大腸がんのほか、腰痛や首・肩の凝り、肥満、高血圧、糖尿病、メタボリック症候群、脳梗塞など、さまざまな病気を招く危険性があります。先行研究の結果からも、1日の座位時間が8~9時間あたりから、病気になるリスクがグッと上がるという印象があります。日ごろから、座りすぎには十分に気をつけるべきです」
テレビでスペシャルドラマをソファに座って見ていて、CMの間も立ち上がることなくスマホを操作しているのは、体にとても大きな負担をかけてしまうことになっているのだ。
考えてみると、テレビ視聴中だけでなく、1日のうち座っている時間はかなり長い。岡教授によると、私たちは起きている時間の6割近くの時間を座って過ごしているのだという。8時間睡眠をとる人だと、単純計算で毎日合計8時間以上座っていることになる。自分が1日にどれくらい座っているかを改めてチェックしてみよう。
意外と多くの時間になることに気づくはずだ。
□座ってテレビを見ている時間
□パソコンやスマホを操作している時間
□食事にかける時間
□車の運転をしている時間
□通勤などの移動時に電車で座っている時間
□ほか(仕事、趣味などで座っている時間)