専門医伝授「アミノ酸豊富!骨だしスープで腸内フローラを再生」
その代表が食べ物に含まれている乳化剤や人工甘味料などの添加物。まず、これらを取らないことですね」
逆に多く取るべきなのが、亜鉛(カキや豚レバー、牛肩肉など)やオメガ3系脂肪酸(イワシ、サバなどの青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸など)。
「潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患は、亜鉛不足が深刻なケースが多い。オメガ3系脂肪酸は、腸内の炎症を予防し、腸内細菌のバランスを整えます」
最後に城谷院長が、自らの腸漏れ症候群に効果があったことを実感したという、骨だしスープの作り方を教えてくれた。
■腸を整えるすごい力!「骨だしスープ」
肉や魚の骨を肉が付いたまま煮込む(圧力鍋は使わずに6時間以上、弱火で沸騰しない程度に煮込む。骨付き肉は飼育方法にこだわった質のいいものを使用)。煮込むときに少量の酢を加えると骨からミネラルが出やすくなる。味付けはミネラルが豊富な天然塩がオススメ。
卵や味噌を適量入れればタンパク質の補給にも。
「傷ついた小腸粘膜を修復するために必要なアミノ酸やミネラルが豊富に含まれていて、腸内環境の乱れを元に戻す効果があります。骨だしスープによって、アトピーが飛躍的に改善された女性の症例も出ています」