「片足立ち」「ひざ曲げ」…健脚を作るための毎日の習慣
(松井先生・以下同)
中高齢期にロコモが進むと、日常生活における移動に必要な機能が徐々に低下し始め、体幹や筋肉の柔軟性も衰えてしまう。
「ロコモ予防のためには、何より移動機能に必要な筋肉をつけることが大切です」
松井先生が健脚を作るための毎日の習慣を教えてくれた。
■バランス能力を高める「片足立ち」(左右それぞれ1日3回)
(1)姿勢をまっすぐに立つ。
(2)床につかない程度に、片足を少し上げたまま1分間キープする。
※転倒しないよう、最初はつかまるものがある場所で行う。
■ひざ痛を和らげる「ひざ曲げ」(左右それぞれ1回15〜30秒間を1日3回)
(1)床に腰を下ろし、両足を軽く立てる。
(2)右足首に両手を添えて、足首をお尻のほうへ痛くない範囲でゆっくり引き寄せ、ひざを曲げる(左足首も同様に)。
■ひざ痛・腰痛の対策に「足裏伸ばし」(左右それぞれ1回15〜30秒間を1日3回)
(1)イスに浅く腰掛ける。
(2)自分の手でひざの皿の少し太もも寄りに手を添え、痛くない程度の力でゆっくり押してひざを伸ばす。
(3)太ももの後ろ側が伸びていることを感じながら、15〜30秒間押す。