2019年9月8日 11:00
冷え、肩こりの悩みに…日常生活に取り入れたい「ながら運動」
血流の悪化で全身の細胞に栄養や酸素が行き届かなくなります。胃腸の働きも悪くなったり、免疫力が落ちたりすることで、高血圧や糖尿病、心疾患や脳疾患など重篤な病気を招いてしまうのです」
残暑不調の解消には、どんな体の動かし方がいいのだろうか?
「毎日の暮らしのなかでこなしている家事にも、自律神経の乱れを整える運動が多く含まれています。体をひねったり、上に伸ばしたり、自然にさまざまな動きをしているのです。そんな家事に、ちょっとしたエクササイズやストレッチを加えることで、残暑不調をより効果的に解消できます。テレビやスマホを見ながらできる運動もあるので、ぜひ体を動かしてみてください」
そこで小林先生が「自律神経バランスが整うトレーニング」を伝授。
【1】「ゴミ出しダンベル」バランスよく筋力アップ
ゴミ袋を2つに分けて、左右の手で持つ。ゴミ捨て前に玄関先で、肩の位置までゴミ袋を上げて3秒キープを3回繰り返す。
「両手で荷物を持つことで、腕や肩の周辺の筋力をバランスよくUP。
二の腕も引き締まります」(小林先生・以下同)
【2】「料理しながら首回し」首のこり解消も
腕を前に伸ばして、手首をクロスさせたまま、ゆっくりと首を回す。