ビューティ情報『リモコン操作が困難になると黄色信号「認知症」の初期兆候』

2019年9月25日 06:00

リモコン操作が困難になると黄色信号「認知症」の初期兆候

(奥村院長・以下同)

奥村院長が今まで延べ3万人超の人を診てきたなかで、認知症の“初期の初期”に現れやすい「ちょっとした異変」は「もの忘れ」だけではないので、注意が必要という。

「認知機能には大きく分けて3つの中核があります。1つ目は『視空間認知』。自分の体と外にある物との位置関係の間合いを測る機能のことをいいますが、この力が衰えますと、歩いているときに障害物を避けられなくなったりします。自動車を運転するときには、車幅感覚がわからなくなるので、A子さんの夫のように、車を車庫に入れるとき、ぶつけるようになる。また、エアコンやテレビなど、リモコンの操作が困難になるなど、道具がうまく使えなくなったりします」

ものを「回転」させる動作が鈍くなるので、力が入らないのとは違う感覚で、ペットボトルの蓋が回せない、瓶ビール、ジュースの栓が開けられないことがある。このほかにも、靴ひも、ネクタイが結べない、引き戸は開けられるが、ドアノブが回せないといった困難が生じるという。

「2つ目は、計画して段取りどおりに行動する『遂行(実行)機能』。
この機能が低下すると、料理上手だったお母さんが、料理の段取りが下手になり、味が単調になる。

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