2019年10月15日 11:00
つま先と足首を使って「ふくらはぎ」を鍛える血流改善エクササイズ
その状態が長い間続くと足の静脈は徐々に太くなり、曲がりくねったり、こぶ状にふくらんで下肢静脈瘤となる。典型的な症状は、足がむくむ、重だるく感じる、かゆみ、ほてる、就寝中のこむらがえりなど。これらの症状が長時間の立ち仕事の後や午後から夕方にかけて出る。
「血流が滞ることで、ふくらはぎに血液がたまり、夕方になるとむくみがひどくなったり、足が重だるくなったり、熱くなる、といったことが起こります」
下肢静脈瘤は高齢になるほど罹患率が上がる病気だが、発症の要因となることに早い段階から注意し、足がむくまない生活習慣を心がけることで、症状を緩和させたり、進行を遅らせることが可能だという。
「ふくらはぎは“第2の心臓”と呼ばれ、ポンプ作用によって足の血液を心臓に戻す働きがあります。日ごろから適度な運動や散歩をするように心がけて、ふくらはぎのポンプ作用を働かせるようにしてください」
意識的にふくらはぎを動かすように心がけることが大事だそう。「日中はふくらはぎの“ポンプ作用”をきちんと機能させることが大切なので、できるだけふくらはぎを動かすようにしたいです。ウオーキングはもちろんのこと、立ち仕事の合間にイスの背やテーブルに手をついて、かかとの上げ下げをするのも効果的ですね」