ビューティ情報『介護のストレスで人に会うのが嫌に 様々な主婦のひきこもり』

2019年10月16日 11:00

介護のストレスで人に会うのが嫌に 様々な主婦のひきこもり

静岡県在住の木田英代さん(仮名・64)は、いまから15年前、49歳のときに、夫(当時50歳)が若年性アルツハイマーを発症。同時期に、75歳の義母も認知症になり、ダブル介護を余儀なくされた。

「夫は自宅で介護、義母は近くのグループホームに預けて、週に数回、身の回りの世話をしに行っていました。夫は長男で、親から遺産を相続していたので、夫の兄妹から『あんたが全部面倒見てね』と、義母の介護をすべて押し付けられて……」

木田さんは公務員だったが、ダブル介護と仕事の両立をあきらめ、50歳で介護離職する。

「丸7年間ダブル介護しましたが、体力の限界を感じて、’12年に夫をグループホームに預けたんです。同時期に、義母も看取りました。私も少し肩の荷が下りて、それから3年ほどはよかったんです」

しかし、’16年、施設の職員の不注意で、夫がベッドから転落し、大腿骨を骨折してしまった。

「施設はちゃんと謝ってくれず、原因も究明してくれない。
夫を別のグループホームに替えてやりたかったけど、ほかの施設に空きはなくて。かといって、自宅で夫を1人で介護する余裕もない。どうすることもできず、なんだかもう、情けなくなってしまって……」

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