2019年11月7日 15:50
「果物ジュースは死亡リスクあげる」は本当か、医師が危険性指摘
ただでさえ食事で血糖値が上がるのに、そこに果糖などの糖分が加わると、血糖値の上昇が加速してインスリンも大量に分泌されることになります」(永田先生・以下同)
インスリンの大量分泌は糖尿病を招く。また、ジュースに加工する過程で、果実に含まれる食物繊維は取り除かれてしまうため、健康にいいからとたくさん飲んでいると、腸の働きが悪くなる停滞腸の状態になってしまう。
果汁100%ジュースコップ1杯(200ml)に含まれる糖分量は次のとおりだ(日本食品標準成分表より)。
□グレープフルーツ:17.6g
□みかん:19.8g
□オレンジ:21.4g
□りんご:22.8g
□ぶどう:24.0g
’15年にWHO(世界保健機関)が発表した指針では、1日に摂取する糖分の量は平均的な成人で25g。果汁100%ジュース1杯でこの大半を占めることになる。
「こうしたことが、アメリカで発表された『フルーツジュースが死亡リスクを上げる』という研究結果につながっているのではないでしょうか」
フルーツジュース=ヘルシー、という認識は改めたほうがよさそうだ。
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