2019年11月17日 11:00
ヨガ専門家語る“寝相でわかる不調”「あおむけ大の字」は健康とも
肩や首のこりが深刻です。頭への血流が悪くなり、片頭痛の原因にもなります」(北山さん・以下同)
寝る前に、肩甲骨を上げ下げする運動を数分するのが効果的とか。
【あおむけで両足を曲げ、おなかに手を当てる】
「日本語では治療することを手当てといいますが、まさに寝相でも、手を当てている部分が弱っていることがよくあります。おなかに手を当てるときは、腸の働きが悪くなっていて、便秘や下痢を起こしがち。また胃が弱っていて、胃腸炎の恐れがあります。このように胃腸が弱っているときは、立て膝で寝るのが楽なので、自然と、同時に両足を縦に曲げる寝相が多いのも特徴です。こんな寝相のときは、冷たいものや甘いものを避け、よくかんで食事をすることをすすめます」
【足を組んで寝る】
「足を組むと楽なのは、内臓の位置がずれて、その臓器にストレスがかかっている状態です。右足を上にして寝ると楽なときは、飲みすぎなどで肝臓が腫れていることがあります。
そのまま放置すると、肝臓疾患の恐れがあるので、飲酒を減らし、れんこんやシジミなど、肝臓をいたわる食材を多くとるようにしてください。反対に左足を上にしているときは、胃が疲れています。