ビューティ情報『がんになってもオシャレを楽しむ!アパレル女性社長の“転機”』

2020年1月3日 11:00

がんになってもオシャレを楽しむ!アパレル女性社長の“転機”

がんになってもオシャレを楽しむ!アパレル女性社長の“転機”


人生において訪れるさまざまな転機。なかでも“大きな病気”と向き合うには相当な覚悟が必要です。ここでは、「がん」を経験したことが、その後の生きる糧となった方のお話を紹介。葛藤の日々の先には“新しい私”との出会いがありました。

■塩崎良子さん(39)・「TOKIMEKU JAPAN」社長

「がんになり、いつか、その他大勢の“患者さん”になってしまって“私”がいなくなっていることに気付いてがくぜんとしました。その体験が、再びビジネスで頑張ろうと思えたきっかけです」

塩崎良子さんが六本木のセレクトショップのバイヤーを経て、結婚式のパーティドレスなどを扱うショップを中目黒にオープンさせたのが29歳。

「買い付けで乗った国際線の飛行機の中で見た『SEX AND THE CITY』が洋服レンタルのヒントになったんです」

まさに順風満帆にビジネスも人生も動きだしていたが、33歳で乳がんに。右乳房の全摘出手術に迷いはなかったが、思いかけないジレンマに陥る。


「結婚式衣装のハッピーなイメージと、私のがんを取り巻く暗さとのギャップに苦しんで、治療1カ月で店を閉めました」

入院中、女性主治医に依頼されて、院内ファッションショーを企画、成功させたことが転機に。

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