2020年1月4日 06:00
がん患者ら集う「がんカフェ」 代表女性が明かす反響と効果
コンサルティングをやっていた職業柄、情報収集も得意のはずでした。しかし、孤独感や死の恐怖など、体験した者でしかわからない悩みが、より深刻でした」
職場復帰後、自身の体験を社内報につづると大きな反響があった。
「がんを体験しても、ふだんはそのことを隠して生活している人が多いんだと改めて知りました。だったら、そんな人が気軽に集まれる場所を作ろうと思ったんです」
’16年2月、「ハッピーライフ・ウィズ・キャンサー」をテーマにがんカフェがスタート。参加費用は、フリードリンク300円のみ。
「女性患者同士で手術後の傷を見せあったりも。いちばん知りたいことですよね。私自身、がんカフェでの体験を通じて、人生の優先順位が明確になりました」
がんカフェには、関東一円や京都などから参加者30人ほどが集まる。
カフェのスタートからわずか2カ月後にがんの再発が見つかったが、それを機に新たに“再発転移の会”も作った。
「今後は“働くがん患者の会”も平日夜に開催したい。暗い表情で参加した方が、帰るときには少しだけ笑顔を取り戻している。『救われました』と言ってくれる人が1人でもいる限り、がんカフェは続けます」
「女性自身」2019年12月24日号 掲載
エテュセ24年夏コスメ、“うるっとラメ輝く”血色ピンクの目もとを叶える涙袋グリッターライナー