2020年1月7日 15:50
血管のために好ましい室内外の温度差は5度、心筋梗塞予防に
(永田先生・以下同)
【Q2】血管を強化するために効果的なのは?
こまめに早歩き or ゆっくり時間をかけて歩く
正解は、こまめに早歩き。「長距離をゆっくり歩くより、短時間でもさっさと早歩きをしたほうが姿勢もよくなりますし、下腿に力が入りやすくなります。さらに、ふくらはぎの筋肉が鍛えられ、ポンプ作用が促され、血行も促進されるといったメリットもあります」
【Q3】冬場の外出前。血管にやさしいのは?
外出10分前に暖房を切って出かける or 外出時まで暖房は強のままで出かける
正解は、外出10分前に暖房を切って出かける。「室内と外気との温度差を少なくする策です。暖房が効いている室内から外出する際、コートを着てすぐに外出すると外気との温度差によって急激に冷えてしまいます。室内でコートを着た状態で、体が保温されてから外出するのが正解です」
【Q4】血管のために好ましい室内外の温度差は?
5度 or 10度
正解は、5度。「血圧の急上昇を防ぐためにも、外出前には室温を外気温に近づけて急激な温度変化を防ぎます。
気温差が5度以内なら自律神経の調節に支障はありませんが、それ以上に差が開くと、体が適応しにくくなり、心筋梗塞、大動脈解離などのリスクが上昇します」