2020年1月16日 15:50
心不全の原因に…心臓まわりの脂肪は“ゆる糖質制限”で落とせる
こうして心臓のポンプ機能が低下すると、心不全が起こりやすくなります」
エイリアン脂肪を持つ人の特徴をみると、肥満体形で、運動ぎらい、糖質過多の人に多いようだ。
「“糖化は老化”といわれるように、高血糖は細胞を刺激して炎症を引き起こし、肌荒れや見た目の老化を進めます」
特に、注意してほしいのが、若いころは痩せた体形だった人が中年になって太ったという場合だ。
「もともと痩せていた人は、内臓脂肪を溜め込む容量が少なく、急に太ると肝臓、心臓に脂肪がつきやすいのです」
また、女性は閉経を迎えたあたりから体形が変わりやすくなる。
「女性ホルモンのエストロゲンは、いわゆる“痩せホルモン”です。ですから、若いころは、エストロゲンのサポートが効いて、わりと体形のコントロールがしやすいのですが、閉経を迎えてエストロゲンが枯渇しても以前と同じような生活習慣でいれば、もはや若いころのように体形のコントロールはできず、太りやすくなるのです」
いったん動き出すと恐ろしいエイリアン脂肪だが、対策もある。
「脂肪の中でいちばん落としやすいのがエイリアン脂肪で、食習慣を改善することで、早ければ2~3日で落ち始めます。