2020年1月29日 11:00
ネギが含む栄養分を医師が解説、インフル病原体弱める効果も
煮込んで高温になりすぎ、じゅうぶんな量のスルフィド類ができなかったのが原因と考えられます。この実験からも、調理法が健康効果に大きく影響していることがわかります」
ヌルヌル成分のフルクタンには、高めの血糖値を下げる効果も認められている。
「中国の南方医科大学が2型糖尿病患者を対象に行った研究で、フルクタンをとるグループとニセの薬をとるグループとでは、前者のみ空腹時の血糖値が有意に低下したとの結果が出ています。フルクタンがインスリンの働きをよくし、血糖値を改善したのでしょう」
冒頭でも触れたが、昔からネギは風邪に効くと信じられているように、長ネギに含まれるスルフィド類とフルクタンには免疫力を調整し、風邪や感染症を予防する作用がある。とくにフルクタンはインフルエンザ、ノロウイルスなどの病原体を弱める作用があり、感染症流行シーズンの心強い味方だ。「焼きネギを食べるタイミングは、1日1回、夕食時がおすすめ、いつもの食事にプラスするだけでOK。とくに食事の最初に焼きネギから食べるといいでしょう。夕食に焼きネギを食べれば、血液サラサラ効果によって、明け方に発症しやすい脳卒中や心筋梗塞を防ぐ効果が高くなります」
「女性自身」2020年2月4日号 掲載
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