ビューティ情報『医師が太鼓判、健康長寿のカギ握る“唾液力”鍛えるマッサージ』

2020年2月11日 11:00

医師が太鼓判、健康長寿のカギ握る“唾液力”鍛えるマッサージ

これは、歯周病菌が脳に入り込むことで、認知症の原因となるアミロイドβを増加させてしまうことによるものです」(槻木先生・以下同)

唾液の働きは、これ以外の面でも認知症予防と深い関わりがあるという。

「脳の老化を防ぐ働きをする唾液中の抗菌物質は主に2つあります。1つはラクトフェリン。これは母乳にも含まれる成分で、ラクトフェリンが脳に届くと、脳内の神経細胞が保護され、抗酸化作用をもたらします。もう1つはBDNFというタンパク質です。BDNFは脳の海馬にも多く存在していて、脳のストレス耐性を強化します。認知症を発症すると、BDNFの量は減少してしまいます」

ここまでみてきたように、健康な体、そして脳の維持には、唾液の働きが欠かせない。槻木先生は唾液の“質と量”の重要性を強調する。


「“質のよい”“十分な量”の唾液を分泌させる力を私は“唾液力”と呼んでいます。唾液力が高ければ、自浄作用、免疫力アップなどさまざまな働きが促され、全身の健康につながるのです」
唾液力をアップするためには、まず唾液の分泌を促すこと。最も即効性があるのは3つの「唾液腺」のマッサージだ。

【1】耳下腺マッサージ

耳の下から少し前の位置に人さし指、中指、薬指を当て、そこを中心に円を描くように指を回す。

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