2020年3月30日 11:00
“免疫”が持つ2つの顔「攻撃型」と「ブレーキ型」の違い
花粉症は『ブレーキ型免疫』が低下することで、体内に入った花粉への攻撃が過剰になり、その結果、目や鼻の粘膜が慢性的な炎症を起こしてしまうのです」
あの苦しい涙や鼻水だけでも勘弁してほしいところだが、「ブレーキ型免疫」の低下による免疫バランスの崩壊は、がんや糖尿病、動脈硬化や自己免疫疾患、アルツハイマー病などの精神性疾患まで、実に多岐にわたる病気の原因になるのだ。健康に害を及ぼす異物はなるべく取り除きたいが、取り除きすぎてもよくない……って、どうすればいいの?
「免疫を考えるうえで大切なのは、要はバランス。体内の異物を破壊する『攻撃型免疫』と、それが過剰になるのを抑える『ブレーキ型免疫』は車の両輪だと考えてください」
たしかに左右のタイヤの大きさが違っていては、車はまっすぐ走れない。飯沼先生によれば、とくに現代人にとって問題なのは「ブレーキ型免疫」の低下なのだそう。
「女性自身」2020年4月7日号 掲載
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