2020年4月10日 15:50
無利子・無担保で最大80万円…新型コロナの自営業者融資制度
自営業者の運転資金には無利子・無担保の融資を始めていましたが、フリーランスに補償がない状況に世論が反発しました。
ほどなくフリーランスにも補償を広げたものの、日額はわずか4,100円。それも休校措置に伴うもの限定で、イベント自粛などへの補償はなく不満は募っています。
そんななか、国はやっと、3月25日から「個人向け緊急小口資金等の特例」として無利子・無担保の生活資金融資を始めました。対象はコロナ関連で困窮するすべての方で、仕事が激減したフリーランスや雇い止めにあった非正規社員、休業を余儀なくされた自営業者なども生活資金を借りられます。
融資制度は2つあり、いずれも無利子・無担保です。1つは休業などで一時的にお金が必要な方に最大20万円。返済期限は2年です。
もう1つは失業などで、生活に困窮している方向けです。2人以上の世帯なら月20万円まで、単身者なら月15万までを3カ月間借りられます。たとえば夫婦なら、3カ月で最大60万円の融資が受けられ、返済期限は10年です。しかも、これらは併用できるので、融資額は最大80万円です。
さらに返済期限時にまだ困窮が続いていれば、返済が免除されます。