ビューティ情報『「受動喫煙回避が重症化防ぐカギに」医師語る今後のコロナ対策』

2020年6月4日 15:50

「受動喫煙回避が重症化防ぐカギに」医師語る今後のコロナ対策

のリスクとしておなじみですが、肺炎とも無縁ではありません。それというのも、長年喫煙している人は肺や気管支に傷が集積して、気道クリアランス(大気中に無数に存在する細菌やカビ、ウイルスを排除するべく体に備わっている防御機構のひとつ)の機能が低下しているからです。実際に気管支の粘膜を顕微鏡で見てみると、線毛(異物が入ってくると上へ上へと動いて、その異物を押し出そうとしてくれる)の働きが低下していたり、ときには上皮ごと脱落してしまったりしていることもあるのです。喫煙者が肺炎にかかるリスクは、非喫煙者の2倍ともいわれています」

仮に自分が吸わなくとも、夫や家族に喫煙者がいる場合はくれぐれも要注意。

「たばこの煙から立ち上る副流煙は、喫煙者本人が吸い込む主流煙よりも有害物質を多く含むとされているからです。さらに最近では、日常的に喫煙している人の呼気や汗に混じって皮膚から有害物質が蒸散し、周囲の人がそれを吸収してしまうという“3次喫煙”まで問題になっています」(生島先生)
いくら言っても禁煙してくれない夫とは、この際、ソーシャルディスタンスを広めにとったほうがいいかもしれない。

■寝ている間も、しっかり「鼻呼吸」

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