2020年7月9日 06:00
“巣ごもりねこ背”の解消に役立つ、“縮めて伸ばす”ストレッチ
これが首・肩こりの原因。背筋を伸ばしてもすぐ元に戻ってしまうのは、正しい姿勢をキープするための筋肉が鍛えられていないため。ここをしっかり動かして鍛えることで正しい姿勢をキープできるのです。これを僕は背中を“しつける”と表現しています」(佐藤さん・以下同)
効果的に背中の筋肉をしつける方法とは、(1)体の前側の筋肉を伸ばして、(2)背中の筋肉を縮めるという2つのストレッチが基本。さらに、(3)日常生活の中でも、立つ、座る、歩くときには背筋を正して、物を持ち上げるときにも、背中が丸くならないように意識してしつける。
そこで今回、ねこ背を治すのに効果的な3つのストレッチを教えてもらった。
■伸ばす動き
【肩ねじり伸ばし】動かすのは大胸筋。左右10秒×3〜5回
まずは、前かがみやうつむく姿勢が続いたことで固まった大胸筋を伸ばし、ストレートネックを矯正する。
(1)壁から腕の長さ分離れて横向きに立ち、指先を後ろに向けた状態で肩をねじり、頭の高さで壁に手をつく。指先は後ろに向ける。
(2)壁から手を離さないようにして足から体を90度回転させ10秒キープ。5秒休んで1から行い、3〜5回くり返す。