2020年11月27日 06:00
子供の学習に最適な室温は?健康寿命を延ばす冬の室温クイズ
日本人は寒さを我慢したほうが体が鍛えられると考える傾向にあるが、寒い住環境は、さまざまな病気に影響を与えているという。感染症に対する影響から、脳神経、血圧に対する影響、睡眠への影響、コスパのいい暖房方法などを知って、適度な室温で健康に暮らして、長生きしようーー!
「日本人は、寒さを我慢したほうが体が鍛えられるとか、健康になると考える傾向があり、実際9割以上の人が寒い家に住んでいます。ところが、寒い住環境は健康寿命を縮めることがわかってきたのです」
住環境と健康の関係に詳しいジャーナリストの笹井恵里子さんはこう話す。
「2002年から高知県梼原町で、住居と健康の関係についての疫学調査が実施され、寒い住環境は、睡眠の質、筋肉量、脳の働き、血圧、コレステロール値といった、生活習慣をはじめとした健康に影響を及ぼすことがわかったのです」
室温が私たちにどのような影響を与えているのかをしっかり理解してもらうためにも、クイズ形式で説明してみよう。
【Q1】室温が5度下がると、脳神経は何歳衰える?
正解は10歳。
「部屋が寒いと、服を着込み、背中を丸めて動かなくなります。これでは運動量が減り、脳への刺激も少なくなります。