2021年1月8日 06:00
睡眠で疲れをとるために…寝返りするための「就寝前ストレッチ」
(遠藤先生・以下同)
さらに問題なのは、日中の習慣が原因で、寝返りを打ちづらくなっている人がいることだという。
「スマホやパソコンなどをよく使う人や、日中は座っている時間が長い人、もともと肩こりや腰痛のある人などは、よくない姿勢で筋肉が固まっていることがあります。そのため、眠っているときも日中同様のよくない姿勢のままで、疲れが取れず肩こりや腰痛を悪化させ、寝違えてしまう人もいます。そうした人は肩や股関節が柔軟に動かない、動かそうとすると痛みが走る、などの理由でなかなか寝返りが打てません。動かないから痛くなり、痛いから動けない……という悪循環に陥るのです」
肩こりや腰痛以外に、あおむけ寝で気道がふさがって起こる睡眠時の無呼吸も、寝返りができれば症状の緩和につながるという。
あなたも寝ている間の姿勢に問題があるかもしれない。次のチェックリストで日ごろのクセを振り返ってみよう。
【「睡眠が浅い人」の生活習慣チェックリスト】
□ 腰痛持ちだ
□ 両肩が内側を向いている「巻き肩」だ
□ 背骨が前傾気味の「猫背」だ
□ いつも決まった側を下にする横向き寝だ
□ よく寝違える
□ 寝ても、疲れが取れない
□ むくみやすい
□ 冷え症だ
□ 寝ているとき、無呼吸になることがある
□ 朝起きたとき、掛け布団の口元が湿っている
あてはまる項目が多い人ほど、適切に寝返りが打てず、疲れの取れにくい睡眠になってしまっている可能性が高い。