2021年1月20日 06:00
自宅でがん検査ができる“N-NOSE”とは?早期がんも検知
線虫がん検査「N-NOSE」(価格9,800円・税別)なら、病院に行かずにがん検査が可能。
「線虫がん検査は、“がん患者の尿に集まり、健康な人の尿からは逃げる”という線虫の性質を利用した検査です。胃がんや乳がん、大腸がんなど15種類のがんに反応し、基礎研究における精度はステージ0、1の早期がんを含めても、86.3%でした。’20年1月に事業をスタートしましたが、病院でのがん検診を受けられなかった方から『助かった』というお声をいただいています」
そう語るのは、「N-NOSE」を展開するHIROTSUバイオサイエンスの広報・永溝はるかさん。
「線虫は、既存の検査では検知できないがんのかすかなにおいにも反応します。そのため、通常のがん検診を受けていても、念のために、と追加で線虫がん検査を受ける方もいらっしゃいます」
検査では、自宅に届く専用容器に採尿。冷凍状態で(常温状態なら採取後4時間以内に)、東京と福岡にある専用ステーションへ持参すると、約6週間程度で検査結果が届くという。「1月下旬には、大阪にもステーションを開設予定です。
将来的にはがん種の特定を目指していますが、現状ではがんのリスクを調べる検査。