2021年4月15日 11:00
冷え性改善、かぜ予防…ピーマンが含む物質に期待できる効果
胎座とは聞き慣れない言葉だが、ピーマンの内側にある白いわたと種と隔壁の部分を指す。カプサイシン系物質のほとんどがこの部分に含まれているのだとか。
■ピーマンに含まれるカプサイシン系物質の効果5
【1】冷え性改善
カプサイシン系物質が脳神経に作用。血行を促進し血流も改善。体を温めてくれる。
【2】ダイエット
基礎代謝を高め、脂肪を分解。コレステロール値の上昇も抑えてくれる。
【3】かぜ予防
ピーマンに含まれるビタミンEと相互作用で、新陳代謝を高め、かぜを予防。
【4】アンチエイジング
ピーマンに豊富に含まれるビタミンC、ビタミンEとの相乗効果で、体の老化の原因となる活性酸素の増加を防ぐ。
【5】鎮痛効果
痛みを伝える神経伝達物質に作用する。
「ピーマン全体で、わたに8割。隔壁に2割程度。果肉や種にはカプサイシン系物質がほとんど含まれていません。ピーマンの薬理効果を活用するにあたり、これはたいへん有利なことでした。なぜなら、毎日果肉を含め、ピーマンを3個食べるとさすがに飽きてしまいます。ところがわたの部分は無味無臭。
そのため飽きずに食べ続けられるのです」
楠見さん流の食べ方は簡単。