2021年4月15日 11:00
「ピーマンのわた」にうれしい健康効果が!専門家語る食事法
楠見さん流の食べ方は簡単。ピーマンの胎座と果肉を分離させたら、電子レンジに入れ、500Wで3分間加熱するだけ。好みで醤油をつけるとおいしく食べられるという。残った果肉の部分は捨てずに炒め物やみそ汁の具にすると無駄にならない。
「食べたくなければ、種は捨ててしまってもかまいません。これを毎晩夕食時に3個分ずつ、半月ほど食べ続ければ、どんなにひどい冷え性の人でも改善がみられるでしょう」
ピーマンのわたに含まれるカプサイシン系物質の効用は、冷え性改善だけではない。
「顕著なのが鎮痛効果です。痛みを伝える神経伝達物質に作用して、頭痛や生理痛といった痛みを緩和してくれます。
即効性がありますから、痛みが出たら、ピーマンのわたの部分を5個分、電子レンジで加熱して食べてください。痛みが和らぎ、その効果は約40時間持続します」
現在、楠見さんはツイッターを使ってこのピーマンわたの薬理作用に関する情報発信をしているが、「冷え性が改善した」という多くの声とともに、《喉の痛みが取れました》《子どもの熱が下がりました》《頭痛が改善しました》など、さまざまな反響が寄せられているそうだ。「私も、熱っぽいなといったかぜの予兆があるときは5個分をいっぺんに食べるようにしています。