2021年7月16日 06:00
体の中から美肌実現!皮膚科医教える「しみと敏感肌」対策食材
ミドルエージの肌悩みは、ほかにどんなものが多いのだろう?
「しみやしわ、たるみでしょうか。原因はさまざまですが、糖化によるダメージが大きいでしょう。食事で取りすぎた糖は、タンパク質と結合して糖化を起こし、AGEs(終末糖化産物)を作ります。このAGEsはさまざまな病気の原因になるだけでなく、肌にも悪影響を与えます。コラーゲンが変性して弾力やハリが失われたり、肌のバリア機能が落ちてキメが低下したり。これらにも糖化が関係しています」
さまざまな肌トラブルに直結してしまう糖化を防ぐ手立てはないのだろうか?
「血糖値の急上昇を抑えるのが効果的で、GI値の低い食品を取るのがおすすめです」
GI値とは、その食品を食べたとき、どれくらい血糖値が上がるかを示す指標のこと。精製されていないもののほうが消化吸収に時間がかかるため、GI値が低いという。炭水化物であればうどんよりそば、白米より玄米のほうが低GIの食品となる。
肌悩みの解消に大切なのは、栄養素を補い合う食品を一緒に食べる“食べ合わせ”だという。■しみに効く食べ合わせ
ある日突然現れる「しみ」。顔に「老けました」と烙印を押されたような気がして情けない。