2022年5月16日 15:50
長引く自粛生活で下半身が弱体化…“コロナひざ痛”を訴える人が増加中
注意点は、ひざを完全に伸ばして力を抜いた状態で行うこと。イスに浅く腰掛けて、脚を前に伸ばすような状態で行うといいでしょう。テレビを見ながらなど、空いた時間に数十秒行うだけでかまいません」(大鶴先生・以下同)
【図解】ひざの曲げ伸ばし体操
【2】「ひざの曲げ伸ばし体操」下半身の筋力をアップ!
〈1〉タオルを丸め、片方の太ももの下に入れて腰かける。腰痛などがある方は、イスの背もたれに寄りかかるなどして楽な姿勢で行おう。
〈2〉〈1〉の状態から、脛に力が入りすぎないように注意しながら、足首を上に起こす。
〈3〉脚をなるべくまっすぐ伸ばした状態まで持っていき、5秒間キープする。蹴り上げないように、ゆっくりと行おう(反対の脚も同様)。
「コロナ禍の自粛生活で落ちてしまった下半身の筋力をアップさせ、ひざ関節にかかる負担を軽減する必要があります。というのも、ひざ関節の周りには軟骨や半月板、靱帯があり、これらが日常動作でひざにかかる衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。しかし、前ももの筋力が衰えてしまうと、それらにかかる衝撃が大きくなる。
すると、今までと同じ負荷に耐えられなくなり、痛みが生じるのです」