2022年6月29日 15:50
“傘をさして入浴”で夏の臭~い汗を撃退 温泉療法専門医が伝授
(早坂先生・以下同)
冷房が効いた室内で長時間過ごしたり、汗をかく機会が少ない人は、ベタベタ汗をかきやすい。ふだんから汗腺を鍛えて、汗をかきやすい体質にしておくと、ニオイのきついベタベタ汗ではなく、サラサラ汗になるという。
■半身浴ではなく肩までつかろう
汗をかくためには運動などさまざまな方法があるが、簡単なのは毎日の入浴時にちょっとした工夫をする「汗トレ」だ。
まず、基本の入浴は40度のお湯を張った湯船に15分ぐらいつかること。半身浴ではなく肩までつかる全身浴がおすすめで、かなりの汗が噴き出してくる。
くさい汗からおさらばできるだけでなく、血流が促され自律神経も整うので疲れが取れる。入浴をすると副交感神経が優位になるので深い眠りにつくことができる、といったメリットがたくさんある。
もっといい汗をかくために、お風呂でできるさまざまな「汗トレ」を教えてもらった。
【1】湯船につかりながらビニール傘をさす
湯船につかりながらビニール傘をさすと、傘の内側がミストサウナ状態になる。「傘の内側は5度ぐらい温度が上がり、発汗量はかなり増えます。ミストサウナに入っているのと似たような状態になるので、上半身や手足の先、体のすみずみまで温まり、血行促進に効果的です」