2022年7月1日 15:50
「月1000円ジェル塗るだけ」更年期障害がラクになる“ホルモン補充療法”とは
(善方先生)
長い間治療を続けることでがんへの影響などはあるのか。
日本産科婦人科学会と、日本女性医学学会による『ホルモン補充療法ガイドライン』によると、ホルモン補充療法が乳がんのリスクに与える影響は小さいと指摘している。
「がんになるリスクはほとんどないと考えられます。乳がんに関しては、治療していない人に比べて、1.3倍ですが、治療薬の使用期間が5年未満の人であれば、リスクは治療していない人と変わりません。喫煙や飲酒の習慣のほうが影響が大きいというデータもあるほどです」(善方先生)
■髪や肌のツヤがアップする美容効果も
そして、症状が改善されるほか女性にとってうれしい“副効果”もあるという。
「血管の老化を抑えてくれるというメリットがあります。骨粗しょう症の予防にも効果がありますし、抜け毛で悩んでいた患者さんの髪のツヤが戻った、肌の調子もよくなったと、という声も聞きます。更年期障害の症状を改善するのが目的ですが、美容的効果もあるのです」(松村先生)
適切な治療を受けることで得られるメリットは大きい。
つらい症状に悩まされている人たちにとって、検討してみる価値はありそうだーー。
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