イスに座るとき両足の裏をつけない人は体がゆがむ?年間6000人をケアする整骨院の院長が語った“背中の痛みの2大原因”
反対に体を動かしていると痛みがラクになるという特徴が。胃の調子が悪くなっている人も大勢いらっしゃいました。見た目には、背中が亀の甲羅のように丸くなっていたり、体をねじって座っていたり、片側の肩を上げてショルダーバッグを持ったりするのが普通になっています。
原因は、普段から食卓やデスクなどで、体はつねに左右どちらかにねじって顔だけ正面を向くなど、同じ姿勢を続けて左右差が積み重なったこと。体(背骨)のねじれから背骨を支える背中の広背筋の片側だけが酷使され、こり固まってしまって痛みが出る、という流れです。
痛みが出ないようにするには、テレビやパソコンのモニターを体の真正面に置いたりイスの配置を変えたりして、左右差が生まれにくい環境をつくるのも手。片ひじだけよくつくクセのある人は両ひじをつくなど、左右差を減らすことを心がけましょう。イスに座るときに、足首を組んだりイスの座面下に足を入れたりして足の裏を床につけない人が多いですが、これを改善するだけでも骨盤はまっすぐになるので、体がねじれることも減るでしょう。
■歩くときに使うはずの筋肉が使えていない?
「歩いていると股関節がだんだん痛くなるけど、休憩すると痛みがやわらいで歩けるようになる」