2021年10月8日 11:00
PMSの症状がある女性の約6割が「対処法を知らない」婦人科を受診する女性は1割以下
(52.1%)と無理をしていることがわかった。
また、7割が「PMSでも会社や学校を休むことはできない」(69.6%)と、休むことに強い抵抗を感じているようだ。
休みたくても休めないPMSだが、6割が「対処法・治療法を知らない」休みたくても休めないPMSのとき、どのように対処するかと聞くと、「早めに就寝する」(50.0%)、「家で静かに過ごす」(43.4%)、「ひたすら我慢する」(43.3%)など、積極的な治療ではなく、なんとかやり過ごす選択をする女性が多いようだ。
また、PMSの症状があるにもかかわらず、63.9%は「PMSの対処法や治療法を知らない」のが実態となっている。
PMSの症状があっても、9割は「婦人科を受診していない」
改めてPMSに伴う症状での婦人科の受診経験を聞くと、9割が「受診したことはない」(90.4%)と回答。
受診しない理由を聞くと、約半数が「PMSは病院へ行くほどの症状ではないと思う」(47.9%)、3割強が「症状が治まると受診するほどのことではないと思う」(31.8%)と答え、PMSは病院に行くほどの病気ではないという意識が強いようだ。
産婦人科医・内山心美先生によると、PMSによるイライラや焦燥感が強くなると、家族や職場の人間関係にも摩擦が生じ、場合によっては、退職や離別につながる恐れもあるという。