2015年12月15日 10:00
カラオケとYUBAメソッドを用いた認知症治療に関する研究成果を発表
に掲載されている。
神経心理学的検査、聞き取り検査などで改善が見られる臨床試験では、認知症患者10名に対し、YUBAメソッドの発声・歌唱用自習教材(CD)と家庭用カラオケを用いた発声・歌唱練習を週3回、歌唱療法プログラムに基づく療法を週1回実施した。
その後、神経心理学的検査、聞き取り検査、臨床試験前後での機能的MRI検査(fMRI)などを実施し、臨床試験を行わなかった患者10名と結果を比較したところ、臨床試験を行った10名は検査の施行時間、およびBPSD(行動心理症状)の検査結果が改善すると同時に、イライラや妄想の低下が認められた。
さらに、頭部の左舌状回(ぜつじょうかい)および右角回(かくかい)の活性が低下し、より少ない脳内資源で同じ課題の処理が可能になるなど、認知症の改善に繫がる結果が得られた。
エクシングとブラザー工業は、今回の研究で得られた知見を基に、認知症患者に対する新しいカラオケの活用方法の開発をさらに進めていくとのことだ。(画像はプレスリリースより)
参考
株式会社エクシングプレスリリース
http://www.xing.co.jp/news/archives/5998
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