万葉集に登場するに日本古来の植物である「紫草(ムラサキ)」。その根から採取されるエキスで生まれたオーガニックスキンケアが誕生しました。その名も「MURASAKI no ORGANIC」。近江に都があったころ、絶世の美女といわれた額田王もこのエキスを使っていたかもしれない……と歴史に思いを馳せながらスキンケアできそうです。
染料や生薬として重宝された「紫草(ムラサキ)」

紫草の花
現在、絶滅危惧種に登録されている「紫草(ムラサキ)」は、琵琶湖の東に位置する滋賀県東近江市の花に指定されており、万葉の時代からこの地域で栽培されている植物です。額田王が詠んだ和歌「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守りは見ずや 君が袖ふる」に登場するあの紫です。
根の部分である「紫根」が紫色をしていることから「紫草」と名づけられています。古くから「冠位十二階最高位」の「濃紫(こきむらさき)」の染料として使われ、高貴な染物であるほか、ラテン語で「ボラギノール」と呼ばれ、やけどや傷薬の特効薬として使われる漢方薬でもあります。

紫根
紫根には、抗炎・抗菌・解毒・解熱作用があり、紫根エキスには、皮膚の再生に働きかけ、肌をなめらかにし、血行をよくしてシミの改善や美白にもつながる効果が期待できるそう。
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