2019年2月3日 20:00
脳の老化予防にも期待! 正しい「歯磨き」と簡単「舌回し」の方法

記憶力が落ちた、人の名前が覚えられない.……。なんだか最近、脳が衰えてきた気がする。そんな状況を改善する方法は、「歯を守ること」だと
認知症の専門医である長谷川先生は話します。
今や国家レベルの問題となっている
認知症ですが、20代、30代の人はまだまだ先のことと捉えがち。しかし実際は、35歳を過ぎた頃から、脳には
認知症の原因物質が溜まりやすくなるのだそう。

そこで、今すぐ始められる脳の老化を防ぐ正しい歯みがきの習慣について、これまでに20万人以上の
認知症患者を診てきた長谷川先生の著書、『脳の老化を止めたければ、歯を守りなさい! 』から紹介します。
脳の大半を占めるのは「口」の領域
毎月1000人の
認知症患者を診察する、日本有数の脳神経内科、
認知症の専門医である
長谷川嘉哉先生。いち早く歯と口腔環境の関連性に気づき、積極的に口腔ケアを導入し、「医科歯科連携」の第一人者として、各界から注目を集めています。

実は、脳と歯はとても強く結びついています。生きるために最も必要な「食べる」機能を最重要視して、脳の中には口を含む歯の領域が特別に大きく設計されているのです。
表面積は指と同じく10分の1以下しかない口が、脳の中では、運動分野と感覚野のそれぞれ3分の1を占めています。
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