2019年6月14日 10:30
頭痛に振り回されないために。天気によっておこる頭痛の対策&予防法

間もなく梅雨の季節。天気が悪くなると頭痛がする、雨が降ると昔ケガをした部位が痛む、 などの経験はありませんか?気象が関係する体調不良、「天気痛」。
前編では、その原因やメカニズムを、痛みのスペシャリストである佐藤純先生にお聞きしました。後半では対策と予防について伺います。
「もしや天気痛?」すぐにできることふたつ

天気痛とは、自律神経の乱れによって痛み、うつ、不安といった体調不良、心にまつわる症状が発症したもの。
「痛みが過剰反応を起こしている体は、それに抵抗しようとして脳や自律神経が疲労してしまい、さらに別の痛みや体調不良を呼んでしまう可能性があります。ですから、我慢や放置はおすすめしません。
天気痛を感じたら、めまい薬を飲んでみるといいかもしれません。天気痛の原因は気圧の変化で、それにより内耳の気圧センサーが反応してしまい、自律神経が乱れ、めまいや気持ち悪さ、落ち込みなど心の病も引き起こします。ですから、内耳センサーを治める効果がある薬が有効です。
飲むタイミングは天気痛の症状が出る前がベスト。天気予報を見て、気圧低下が予想される場合は、早めに飲むのがこつです。ただし薬ですから、現在服用している別の薬などがある場合は飲み合わせなど、主治医や薬剤師さんに相談してから飲むようにしてください」
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