2019年10月23日 05:30
発症率は男性の3倍! 女性が「甲状腺がん」を気をつけるべき理由

がん検診、きちんと受けていますか?
乳がん検診でマンモグラフィーで検査したり、女性はなにかとがん検診を受ける機会が多いもの。しかし、あまり気にされていないのが「甲状腺がん」です。
「甲状腺がんとは、甲状腺の一部に悪性の腫瘍ができるもの。リンパ節や他の内臓への転移が起こりやすい性質があります」とは内分泌外科医でUCLA Health病院外科の准教授であるカイル・ザノッコ医師。
「咽頭の下にあり、羽を広げたチョウのような形をした甲状腺内で遺伝子変異が起こることがあります。そのために細胞が無制限に増殖して発症するのが甲状腺がんです」とザノッコ医師は説明。
この病気は、女性が男性の3倍多く発症する可能性があることが分かっています。ザノッコ医師によると、年齢、性別にかかわらずあらゆる人が発症する可能性があるものの、40代から50代の女性で最も発症頻度が高いのだそう。
定期検診で偶然見つかることが多い

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なぜこの病気が女性に多く発症するのか分かっていません。しかし、これまでにいくつかの仮説がたてられています。
「思春期前では、男子と女子の間で甲状腺がんの発生率に差はみられません。
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