
自分の体をきちんと知ろう! をテーマの連載「カラダケア戦略術」。前回は「毛細血管ケアとアンチエイジングの関係」について、お届けしました。今回は、「更年期のサインの冷え」について、女性医療ジャーナリストの増田美加がお伝えします。
更年期特有の冷えってなに?

年齢にかかわらず、冷えは多くの女性が抱える悩みのひとつですね。でも、更年期の冷えは、若いころの冷えとは、ひと味違った冷えになるのです。
お風呂に入ってもなかなか温まらず、すぐに冷めてしまう…。手足が冷たくなって眠れない…ということも増えてきます。手指、足のゆびがいつも冷たい人も多いのでは。
上半身はのぼせて暑いのに、下半身が冷えている…というのも、更年期の冷えの特徴のひとつです。更年期特有の冷えとは?その冷えにどう対処したらいいのでしょう?
エストロゲンの乱高下で自律神経が乱れ、血液の循環が悪くなる!

血行が悪いと、冷えが起こります。冷えを起こす血行の悪さは、更年期による女性ホルモンの低下も関係しています。
更年期になると、日によって、あるいは1日に数回、エストロゲンの分泌が急上昇したり、急降下したりします。
この急激な変動に影響を受けて、自律神経が乱れます。
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