マイスリーの効果と副作用【不眠症で眠れないあなたの睡眠薬辞典】
お薬は、用法・用量を守って服用することが大切です。一過性前向性健忘(服薬後入眠までの出来事を覚えていない、途中覚醒時の出来事を覚えていない)、もうろう状態があらわれることがあるので、服用後はすぐに就寝することが望ましいとされています。眠くなるまで用事を片づけるというようなことは避けましょう。
また、マイスリーは、長期の連用により依存を形成したり、服薬を中止したときの強い不眠(反跳性不眠)や離脱症状があらわれることがあるため、漫然とした長期の服用は避けるべきです。
依存性に関するサルを用いた試験では、本剤はトリアゾラムと同程度の軽度ないし中等度の身体依存性形成能、トリアゾラムやニトラゼパムと同程度の弱い精神依存性形成能を有することが報告されています。
■販売開始日
2000 年 12 月 13 日
■製造販売元
アステラス製薬株式会社
サノフィ株式会社(販売提携)
参考URL:
ゾルピデム酒石酸塩錠
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00046478.pdf
<筆者プロフィール>
薬剤師、某国立大大学院卒。