ビューティ情報『【医師解説】不眠症対策の悩みを解消!病院の選び方から睡眠薬まで <日本睡眠学会認定医 佐藤幹先生>』

2017年4月14日 03:32

【医師解説】不眠症対策の悩みを解消!病院の選び方から睡眠薬まで <日本睡眠学会認定医 佐藤幹先生>

ベンゾジアゼピン系の薬は使い続けるうちに効きが悪くなり、量も増やさなければならなくなるケースが多く報告されています。また、ベンゾジアゼピン系の薬剤は他の薬に置き換えることが難しいため、最近では長期間にわたって服用するという場合も考えて、ベルソムラやロゼレムなど癖になりにくいものを選択するケースが多くなります。

毎日服用する必要のない方の場合は、たとえば仕事がある前の日だけ服用して、週末は自力で眠る日を作るようにします。あるいは1日おきに服用していただくようにすると、自力で眠ることができている日もあるので、心理的にそれほど薬に頼らずにすみます。

しかし、性格的に依存性が強い方も中にはいらっしゃいます。そうすると、たとえば「週5日だけ服用してください」と言っても毎日服用してしまい、すぐに薬をもらいに来ることになります。ですから、そういった方の場合には少し依存傾向があるということに注意を払いながら、必要以上に使わないように念を押しています。

日本では1回に処方できる錠数も厳しく制限されているので、患者さんが薬を毎日服用したかどうかということはわかります。
私自身も薬を多めに処方することはせず、患者さんが次回来られるまでの日数から計算してちょうど足りるくらいの数しか出していませんので、どのくらいのペースで服用しているのかということは把握しやすくなります。

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