【医師解説】その不眠、レストレスレッグス(むずむず脚)症候群が原因では?
このくらいの年頃にはダイエットや生理不順などで鉄が少なくなっていることがあるため、血液検査をしてみるとやはりそうだったということがありました。
ただし、ここでいう鉄の不足は一般的な検診の血液検査だけではわかりません。フェリチンといって、貯蔵鉄の量をみる必要があります。一見すると健康そうで貧血の心配がなさそうな方でも、調べてみると貯蔵鉄が枯渇していることがあるので注意が必要です。
レストレスレッグス症候群の原因となる疾患
ご高齢の方の場合に見逃してはいけないのは、脊椎管狭窄症など他に原因があるかどうかということです。他に原因となる疾患がある場合を二次性ともいいますが、レストレスレッグス症候群の診断の際には除外しなければなりません。
首や腰の状態を確認して、整形外科領域で何か病気がないかということを必ずチェックします。高齢になるほどレストレスレッグス症候群の発症は多くなりますので、他に病気を持っている方も当然多くなります。
レストレスレッグス症候群の症状を改善する方法
まずはじめに行う大切なことは生活指導です。脚のむずむず感には座ってじっとしていることが一番よくないので、ストレッチをしたり、ぬるめのお湯でよく温めると症状が改善する場合があります。