新世代の睡眠時無呼吸症候群の国産治療機器「JPAP」とは?
呼気がHMEに戻らないと、そこで湿度を逃さないようにトラップしておくことができないからです。それにもかかわらず、チューブの途中にHMEをつけた製品が売られているのですが、私から見ればこれは本当に意味のないことです。 しかし、CPAPを使うユーザーにはもちろんそんなことはわからないので、HMEがついていればそれだけいい製品だと思うでしょう。もちろん、海外でも技術レベルの高いメーカーでは、ちゃんとマスクから呼気が漏れるところにHMEを取り付けるようにしているところもあります。
コントローラーを本体から分離した理由-メトランが目指す未来像とは
実は最初のコンセプトでは、音の問題さえ解決すればブロアー本体はもっと小さくできると考えていました。現在の大きさになったのはあくまでも音の問題で大きくしただけであって、将来的にはもっと小型化することが可能です。ところが、機械を制御するためのコンピューターやセンサーなどを本体に内蔵して、そこにコントローラーまで付いていたのでは小さくすることができません。 そこで私たちはコントローラーを本体と分離してAC電源のアダプターと一体化させました。
私たちが将来目指しているのは、必要なものをすべて中に入れて小型化した本体を胸元につければ、あとは電源コード1本だけで済むようなものです。