睡眠時間には個人差があります。自分にあった自然な睡眠を心がけましょう。
「健康づくりのための睡眠指針2014」の第5条では、睡眠時間の目安を示しています。
第5 条.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
必要な睡眠時間は人それぞれ
睡眠時間は加齢で徐々に短縮
年をとると朝型化 男性でより顕著
日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠が一番
日本の成人の睡眠時間は6時間以上、8時間未満がおよそ6割を占め、これが標準的な睡眠時間と考えられます。
だからといって、睡眠時間を厳守しなければならないわけではありません。ポイントは、日中の眠気で困らないことです。
季節の移り変わりと、睡眠時間の変化
季節の変動を受けて、睡眠時間が変化するのも自然なことです。
陽の長い季節(春から夏)では、睡眠時間は短くなり、陽の短い季節(秋から冬)では、睡眠時間は長くなるという変化を示します。
20年ごとに睡眠量は30分短くなる
一晩の睡眠の量は、成人してからは加齢とともに徐々に減っていきます。10代前半までは8時間以上眠ります。25歳で約7時間、45歳では約6.5時間、65歳で約6時間と、20年を経るごとに30分くらいの割合で減っていくことが分かっています。