五感の感覚で認識した振動は、大脳を直接刺激します。アラームでは起きない人も、振動なら眠っている脳の本能部分を直接刺激しますので、波長の長い体感振動を選んで心地良い目覚めを作り出すことができます。音と連動している体感音響振動なら一層効果的です。
体感音響振動は第2音感といわれている
人の聴覚器官は耳だけではないということをご存知でしたか?実は、音の周波振動を体全体で感じ取っているという説があるそうです。
特に低音域で周波数が低くなるほど、耳で聴くよりも体で感じ取る比率が高くなるそうです。楽器の演奏者が楽器から出る音の振動を一番感じるそうです。
楽器から体感する音の振動で、音楽的な生理的陶酔感が感じられるそうです。しかし、最近は電子楽器が増え、音の振動を体感できずに何だか物足りなさを感じる人が多いそうです。
そのため必要以上に大音量で楽器を弾くことで、少しでも音の体感振動を感じようと無意識にしてしまうというのです。このように音の体感振動を全身で感じることで、生存の欲求(睡眠欲・食欲・排泄欲)や種の保存の欲求(性欲)を司る大脳旧皮質(本能)に直接刺激して、音楽による恍惚感や陶酔感を味わうのだそうです。