一方、音だけだと、音楽情報の伝達として、合理的で分析的な思考や言語を司る部分である大脳新皮質にだけに作用し、大脳旧皮質には作用しないので、リズムに乗ることはあっても、音楽による真の感動を得ることはできないといわれています。
体感音響振動と大脳旧皮質の関係に注目して開発されたベッド
こうして本能が揺さぶられる音楽の体感振動を感じ、本能の部分で真の恍惚感を得られるのでイライラを解消してリラックスできるのだそうです。
こうしてリラックスして眠った後は眠りも深く、翌朝は起床直後の眠気も低下して心地良い朝を迎えられるそうです。一方、目覚めも同じです。
聴覚からは小さな音でも、音の体感振動を骨や筋肉の神経がキャッチして、脳の本能部分を直接刺激するので、爽やかに目覚めることができるそうです。
パナソニック(旧パナソニック電工)は、音楽と連動して足元を振動させることで、疑似体感音響振動を作り出し、睡眠や目覚めの本能を刺激するような快適な睡眠環境システム「レスティーノ」の開発に成功しました。2010年2月から、寝具メーカーシモンズからこの「レスティーノ」のがついたベッドを一般向けに発売しているそうです。