あなたは、朝の目覚めが悪くて眠い目をこすりこすり出勤する、なんてことはありませんか? また、通勤中の電車の中でウトウトしてしまい、降りるべき駅を乗り過ごしてしまったなんてことは?
職場に着いても眠気がとれず、思うように仕事がはかどらないように感じる日もあるかもしれません。でも、「そんなことはよくあること。大したことではない」と思いますか?
睡眠不足は仕事の効率を下げる!本当に?
誰しも「頭がボーッとして仕事がなかなか進まない」ということってありますよね。では、寝不足は実際にどのくらい仕事の効率に影響するのでしょうか?
この、睡眠不足と仕事の効率との関連を示す興味深い調査を、日本大学医学部の内山真教授が行いました。内山教授が、化学メーカーの従業員を対象に行った調査によると、「寝つきが悪い」「深夜や早朝に目が覚めてしまう」という人は、男女とも月平均2~3回勤務中に眠気に襲われることが分かりました。
また、眠気のある時は眠気のない時に比べ、男性で40.1%、女性で37.0%、作業効率が低下することが分かりました。「寝不足で仕事がはかどらない」ということは、仕事の効率にかなり影響するんですね。