現在では、睡眠に関するさまざまな情報がWEB上に公開されていますが、昔はわからないことだらけだったに違いありません。
その解明のために必要なことは、やはり生身の人間での実験しかありません!今回は実際に行われた睡眠に関する実験をいくつかご紹介します。
睡眠の実験を調査する!
実際に、睡眠の実験内容とはどのようなものなのでしょうか。早速1つめをご紹介します。これは心理学者が睡眠に関して行った実験です。
内容は、まず10個の意味のない言葉を覚えてもらい、それから(1)就寝するグループと、(2)起きたままのグループの2つに分けて、一定の時間ごとにいくつ覚えているか確認する、というもの。
結果はどうだったと思いますか?まず(1)のしっかり睡眠をとったグループは何時間経ってもほぼ50%の言葉を覚えていたそうですが、(2)の起きたままのグループは、8時間後には覚えているのは約10%だったそうです。このことから、睡眠と記憶に深い結びつきがあるということがよくわかりますね。
断眠実験とはどんなもの?
2つめに紹介するのは「断眠実験」です。1965年のアメリカで、高校生が自由研究のために睡眠の専門家立ち合いのもと、断眠に挑戦しました。