現代では、多くの人が睡眠に関してなんらかの悩みを抱えています。そのなかにはもちろん乳幼児も含まれます。まだ小さいと自分だけで改善することは難しいので、大人がしっかりと見極める必要があります。
今回は、「睡眠異常」という言葉を通して、乳幼児の睡眠障害をチェックするポイントをご紹介します。
睡眠異常とは何か?
睡眠異常という言葉をご存知でしょうか?現代社会では、次の2つの状態のことを睡眠異常(Dyssomnia)と呼んでいます。
1.睡眠不足症候群(常に睡眠不足のため日中眠い。集中できず、疲れやすい)
2.過眠型睡眠障害(10時間以上眠ってしまい、日常生活が乱れる)
この2つは一見無関係のようで、じつは強く結びついていると考えられています。たとえば、1の状態のときに更なるストレスがかかると2の状態になりやすくなる、と考えられています。
つまり、睡眠時間が短いことと、長すぎることは表裏の関係だといえるのだそうです。
睡眠が脳に影響を及ぼす
そもそも人がなぜ眠るかといえば、最近の研究では「脳の働きを保つため」だと判明したそうです。ということは、睡眠がうまくとれなければ、脳の働きにも悪影響を及ぼすということが考えられます。