過眠に悩む患者の髄液に「睡眠誘発活性化物質」が存在した!?
体内に自然と睡眠薬が入ってしまっていると考えれば、日中でもなんでも眠くなってしまうのは当然のことですよね。さらに研究を進めたところ、アメリカ人の800人に1人は髄液の中に天然の睡眠物質を含んでいるということがわかったと言われています。
これが日中の強い眠気を誘発する原因の可能性があるとみて、研究チームは調査を続けているとのことです。現在は、本当に技術が進歩していて、今までわからなかったことがどんどん解き明かされていきますね!
眠いのは「怠け者」だからではない!
過眠症は青年期の終わりにはじまることが多いと言われている疾患です。そのため一般的に、10代に多く見られます。過眠症の難しいところは、「たださぼりたいだけではないか」「怠け者だ」などといった誤解を招く可能性があるところです。
しかし、実際は上記の研究にもみられる通り、体内に天然の睡眠物質が含まれているなど、原因があります。ほかにも、最近の研究ではGABAと呼ばれる神経伝達物質が過剰に活性化されることで、異常睡眠が起こることもあるということがわかっています。
今後も研究がさらに進み、疾患に苦しむ人が誤解を受けずに正しい治療を受けられる世の中になってほしいですね!
Photo by Tom Beardshaw
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