睡眠中にうなり声のようないびきをかく人はカタスレニアかも?!
寝言やいびきは自分では気づきにくいものですよね。もしかしたら、自分も激しいいびきやとんでもないうなり声をあげているかもしれませんよ。心配な方は一度、家族の方などに聞いてみるとよいかもしれません。
睡眠中にうなり声をあげる病気とは?
ギリシャ語に「カタスレニア」という言葉があります。カタ(ようなもの)+スレニア(うめき)という意味で、睡眠中にうめき声やうなり声をあげる病気のことを指している言葉なのです。
これは睡眠時随伴症と呼ばれる寝ぼけ行動などのように、睡眠中に起こる疾患のひとつです。通常のいびきであれば、息を吸うときだけにかくものです。しかし、カタスレニアの場合は、息を吐き出すときにだけうめき声やうなり声をあげる症状がみられます。
眠りについてから1時間半から3時間後によく起こると言われていて、数十秒のうめき声やうなり声が数十分の間隔で繰り返されます。
カタスレニアは気づきにくい?
このうめき声やうなり声を「カタスレニア」という病気だと自覚する人はまれで、本人ではなく、家族からの訴えで病気に気づくというケースがほとんどのようです。
この病気の原因はいまだに解明されていません。