睡眠障害と認知症には深い関係があった? その関係性に迫る
睡眠障害にはさまざまなタイプがあるため、それだけ多種多様な悩みが存在すると言えます。認知症との併発もまさにその1つかもしれません。今回は、認知症と睡眠障害の関係、またその対応について考えてみたいと思います。
認知症と睡眠障害の関係
認知症と睡眠障害には深い関連性があると言われています。それはデータにも表れていて、じつに認知症患者の約7割が何らかの睡眠障害に悩んでいるというものです。
認知症患者の睡眠障害(夜間頻尿や昼夜逆転)は介護をする側の負担を激増させるので、介護破綻につながる可能性があると考えられています。今後、日本は高齢化社会へ突入していき、在宅介護がますます増えていくことが予想されるので、これは他人事ではない深刻な問題と言えるかもしれません。
とは言っても、なかなか専門知識のない一般人には睡眠障害の対処法はわからないものです。
何か良い方法はないのでしょうか?
自宅でできるケア
独立行政法人国立長寿医療研究センターは、すぐにできるケアとして次のような項目をあげています。
・楽しめる活動やレクリエーションを活用する
・つねに規則正しい就寝・起床時刻を保つ
・有酸素運動を取り入れる(16時前が理想)